本はゆっくり読んだ方が良い

大学生のころから読書にはまって、いままでたくさんの本を読んできました。ジャンルは小説、ビジネス、自己啓発、エッセイなど少しでも気になったものはとりあえず買って読んできました。

 

はまって、はじめのころはとにかくたくさんの本を読んだ方が良いと考えて、とにかくスピード重視で読んでいました。

 

そんな生活を続けて、数年経ったときに自分の中に読んだ内容が、ほとんど蓄積されていないことに気がつきます。

 

スピード重視で読んでいたため、意味が理解できない言葉や内容がでてきてもそのままスルーして分かったつもりになって、最後まで読んだつもりになっていたからです。

 

非常にもったいないことをしていたことに気がつきました。内容をしっかりと理解して1冊の良書を読んだ方が、1000冊の本を理解せずに読むよりもよっぽど身に付きます。

 

最近になって、灘中元教師である橋本武さんが実践された、「銀の匙」という小説を3年間かけて読むという授業があったことを知りました。この先生はとても活躍されている生徒を輩出されています。

 

現代は、情報化社会で常に新しい情報を手にいれることを求められますが、その情報の本質を理解することができる能力を身に付けるには、ゆっくり理解しながら本を読むという習慣が必要ではないかと思います。