子どもの英語学習法について
2020年に小学校3年生から必修化するに伴って、我が家でも英語の勉強について話題になりました。
ネットで調べていると、子どもが興味のある音楽を聴いたり、英語のアニメを見たりすることが効果的だと書いてあることが多いので実際に効果はありそうです。
ただ、それを単純にやれば良いのかと考えると疑問に感じます。
子どもは、それぞれ個性があって惹かれるものが違うので、みんながやっているやりかたが一概に良いとは限らないと思います。
楽しんでやれているのかを見ながら試行錯誤するべきかと思います。
さらに調べていくうちに、29歳から勉強を始めて同時通訳者になった枝廣淳子さんの話に行き着きました。
この人は東大出身なので、もともとの能力が高いから自分とは違うと単純に考えるのではなく、能力は高いということは否定できないけれど、東大に入れたのであれば勉強法については、他のサイトで言っていることよりも信憑性が高いと私は捉えました。
彼女の娘は3歳まで米国で過ごし、家族で一番発音が良かったそうですが、日本に帰国してからは、一日の数時間だけ英語で話しかけるような中途半端なことは良くないと思いやらず、一ヶ月後には見事に英語を忘れたそうです。
語学学習は本人がやりたいと思ったときにやるのが一番の近道だと考えているようです。
29歳で同時翻訳者を志してなれた人が言う言葉には重みがありますね。
この考え方はしっくりいったので、私も中途半端に子どもに英語を学ばせるのはやめようと思いました。
英語の話は終わったのですが、子どもとの接し方に興味深い考え方がありましたので紹介したいと思います。
1回1回のテストの結果は気にせず、なにかをやりたいと思ったときに、自分で進んで行ける力(PDCAの力)を育むことを大切にしたそうです。
テストの点数が悪い場合には、
「何をやろうとして勉強したか?」
「それをやってみてどうだったか?」
を問いかけて、振り返りをさせていたようです。
ずっとやっていると、高学年になったころには考え方が定着して、
何をする場合にも、「計画して、やってみて、振り返って、次に生かす」
ということを自発的にやるやるようになったそうです。
これはすごいいいなと思いました。
この人のサイトを見つけられてラッキーでした。
小学校からPDCAの力があったら勉強に生かせるだけではなくて、働くようになっても抜きん出た存在になれると思います。
学校の教育は受け身なので、社会人になっても受け身の人はたくさんいます。何年たっても変わらない人もいます。
自発的に動ける人ならば、どんな困難があっても立ち向かっていくことができるでしょう。
まず、英語を勉強させるうんぬんの前に、「PDCAの力を育むことが大切」
しっかりと心に刻み付けました。