「お金原論」という本がためなった
「お金原論」という本を読みました。
「生活が苦しい」、「頑張っているのにどうして給料が上がらないのだろう」と悩んでいる人にはぜひ読んでもらいたいです。
私もとても悩んでいましたが、少しスッキリすることができました。
この本には具体的な手段について書かれていませんが、お金の本質を知り、考える機会を与えてくれます。
収入は信用を数値化したもの
経済的な結果を残した人は、必然的に収入が多くなるということが書いてあります。
会社が年功序列であっても経済的な結果を残している人が給料アップの交渉をすれば上がる確率は高いし、上げられなくても転職や独立で収入は多くなることを教えてくれます。
私の場合を考えると担当者として自分の仕事を頑張っても顧客から貰えるお金はスキルの差があっても多少しか変わらないので、給料アップは難しいそうです。
給料を上げたいなら自分の会社の人をたくさん使って会社に利益を与えなければならないということが分かりました。
もしくは自分のスキルに多大な自信があるなら、一人の力で何十人分もの成果物を作り上げるというのも手かもしれません。ただ、このやり方の場合はお金を払う側にそれだけのことをやってもらっているという認識を持ってもらわなければ意味はなさそうです。結構、その人がどれだけやったのかは目に見えにくいんですよね。
マーケットの選択眼で結構としての収入が異なる
野球とバスケットボールのプロを例えに出して、一流選手でも選ぶスポーツによって得られる収入が異なることを説明しています。
一人の力で世の中に与えられる影響が大きい方が収入は大きくなるということに納得できました。
同じプログラマーでも、客先常駐プログラマーとGoogleのプログラマーでは世の中に与えることができる影響は大きく違うので収入が違うのは当然ですね。
節約と引き換えに失っている大切なもの
経験のためにはお金を使うべきだと言っています。
視野を広げてくれる海外旅行だったりなどのたくさんの経験のためにお金を使うことは結構的に収入を増やす助けになると言っています。
企業がM&Aで「買って」いるもの
最近は、M&Aで経営者は企業ではなく、時間を買ったと考えるそうです。一から育てるのではなく、すでに育っているものをお金で買うことで時間を短縮できるからです。
ブログを書いていて思うんですが、自分の書いたブログでアクセスが多いのはテレビの感想だったりします。テレビを見る時間を短縮したいけど、どんなのだったか気になる人がたくさんいるのだと思います。
時間連動からの脱却
将来的に働いた時間ではなく、成果で収入が決まるようになると考えているようです。
そういう世の中になることはとても歓迎できます。
短い時間で結果を出せることを得意としているので、いまの長く働いた人は偉いみたいな風潮にはあきあきしているからです。
もっと短く結果を出せるように考え、実践して残った時間には勉強しようと思います。
得意なところを伸ばすことに投資する
これはドラッカーの本にも書かれていますが、自分の好きなこと、得意なことを伸ばしていくように投資をすることが大切だと言っています。
苦手なことは放置するようにも言っています。
とりあえず、周りの100人に負けないように時間とお金を集中投資することの大切さを説いています。